理事長挨拶
本院は昭和2年、山内龍馬先生が山内内科・外科医院として開設、当時の藤沢地域の中心的医療施設として地域住民の病気の治療や健康啓蒙に昼夜の別なく勤め、さらに藤沢医師会の発展にも多大な貢献をされたことと聞いております。爾来90年、今日まで本院の職員は山内先生の医療に対する情熱を受け継ぎ、来院する方々に奉仕してきました。
今日の高度な医療技術・機器を駆使した先進医療は疾病の治療に大いに役立っていますが、大切なのはこれを用いる医療者に患者さんを“思い遣る心”が“ある”ということです。
命に向き合う医療現場は常に厳しく少しの気の緩みも許されません。医療に携わる者はときには自己犠牲を払わねばならないこともあり、これは医療における必然性でもあって患者至上主義に通じるものです。本院の職員に限らず医療従事者はこのような考えをもって医療に携わることが医療本来の姿であり、医の原点ではないでしょうか。
時代の流れとともに社会風潮がいかに変わろうともこれが変わることはありません。突き詰めれば医療は人間愛に裏打ちされたものでなければなりません。これは私の信念でもあります。
本院の理念は「謙虚な気持ちで親切・丁寧・適切な医療をおこなう」ことです。これは広く医療全般に言えることで、山内病院は前述の医の原点に立ち、この理念に沿った医療を全職員とともに実践していきます。
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